奥井 亮
略歴
平成10年 | 京都大学経済学部卒業 |
平成12年 | 京都大学経済学研究科 修士 |
平成17年 | ペンシルバニア大学 PhD |
平成17年 | 香港科技大学経済学系 助理教授 |
平成21年 | 京都大学経済研究所 准教授 |
平成29年 | 上海紐約大学 准教授 |
平成31年 | ソウル大学経済学部 副教授 |
令和4年 | 東京大学経済学研究科 教授 |
現在の研究分野
計量経済学、実験経済学研究課題
現在の主な研究課題は、パネルデータを用いた経済主体間の異質性を分析するための統計手法である。つまり、パネルデータに含まれる個体間でどのように特徴量が分布しているかを分析する手法や、特徴量に応じて個体を分類する手法に関する研究である。特に、異質性が時間を通じて変化する場合の統計手法、統計的推測の方法の開発、ならびに手法間の比較を、目下の研究課題としている。そのほかにも、経済実験を用いた研究や、応用研究も行っている。研究業績
著書・編著
- 西山慶彦, 新谷元嗣, 川口大司, 奥井亮: “計量経済学” 有斐閣, 令和元年 (2019 年)
論文 - 主な論文
- Lumsdaine, Robin L., Ryo Okui & Wendun Wang: “Estimation of Panel Group Structure Models with Structural Breaks in Group Memberships and Coefficients,” Journal of Econometrics 近刊
- Okui, Ryo & Wendun Wang: “Heterogeneous Structural Breaks in Panel Data Models,” Journal of Econometrics, (2021), 220: 447-473, DOI:10.1016/j.jeconom.2020.04.009
- Okui, Ryo & Takahide Yanagi: “Panel Data Analysis with Heterogeneous Dynamics,” Journal of Econometrics, (2019), 212(2): 451–475, DOI:10.1016/j.jeconom.2019.04.036
- Hossain, Tanjim & Ryo Okui: “The Binarized Scoring Rule,” Review of Economic Studies (2013), 80(3):984-1001, DOI:10.1093/restud/rdt006
- Kuersteiner, Guido & Ryo Okui: “Constructing Optimal Instruments by First Stage Prediction Averaging,” Econometrica (2010), 78(2):697-718, DOI: 10.3982/ECTA7444
学会活動・受賞等
所属学会
- 日本経済学会、日本統計学会、Econometric Society
受賞等
- 平成22年 小川研究奨励賞 日本統計学会
- 令和2年 中原賞 日本経済学会