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ウェビナー「新型コロナウイルス・パンデミック下の世界経済見通し」開催のお知らせ


 

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新型コロナウイルス・パンデミック下の世界経済見通し

国際通貨基金は、先ごろ世界経済の成長見通しを前回4月の予測から2%近く引き下げました。現在、世界の成長見通しは-4.9%と予測されており、大恐慌以来最も急激な下落となっています。 2021年の回復に必要な条件とは何か。経済停滞が長期化するリスクは何か。政策立案者はどのように最善の対策を講じることができるのか。 7月10日午前10時より、ギータ・ゴピナートIMFチーフエコノミストが渡辺努・東京大学大学院経済学研究科長と、IMFの最新見通しについて議論します。奮ってご参加ください。


トピック: IMF世界経済見通しのプレゼンテーション
スピーカー:ギータ・ゴピナート、IMFチーフエコノミスト
モデレーター:渡辺努、東京大学大学院経済学研究科長
日時:7月10日(金)午前10時-11時 日本時間
参加方法: YouTube動画から英語チャンネルまたは日本語チャンネルを選択してください。
質問:ウェビナー中にYouTubeのQ&A機能を通じて送信してください。


URL: https://youtu.be/cexmDhCmq-E

 

ギータ・ゴピナートはIMF経済顧問兼調査局長。ハーバード大学経済学部ジョン・ズワンストラ記念国際学・経済学教授であり、現在は公職就任のため一時休職中。国際金融とマクロ経済学を中心に研究を行い、経済学の代表的学術誌の多くに論文を発表している。為替相場、貿易と投資、国際金融危機、金融政策、債務、新興市場危機に関する研究論文を多数執筆。
最新の『Handbook of International Economics』の共同編集者であり、「American Economic Review」の共同編集者や「Review of Economic Studies」の編集長を務めた経験もある。それ以前には、全米経済研究所(NBER)にて国際金融とマクロ経済学プログラムの共同ディレクター、ボストン連邦準備銀行の客員研究員、ニューヨーク連邦準備銀行の経済諮問委員会メンバーなどを歴任した。2016年から2018年にかけてインド・ケララ州首相経済顧問。G20関連問題に関するインド財務省賢人諮問グループのメンバーも務めた。
アメリカ芸術科学アカデミーと経済学会のフェローにも選出。ワシントン大学より各分野で顕著な業績を上げた卒業生に贈られるDistinguished Alumnus Awardを受賞。2019年にフォーリン・ポリシー誌が選ぶ「世界の頭脳100」に選出された。また、2014年にはIMFにより45歳未満の優れたエコノミスト25名の1人に、2011年には世界経済フォーラムによりヤング・グローバル・リーダー(YGL)に選ばれた。インド政府が在外インド人に授与する最高の栄誉であるプラヴァシ・バラティヤ・サンマン賞を受賞。シカゴ大学ブース経営大学院の経済学助教授を経て、2005年よりハーバード大学にて教鞭を執っている。
1971年にインドで生まれ、現在はアメリカ市民と海外インド市民である。デリー大学で経済学学士号を、デリー・スクール・オブ・エコノミクスとワシントン大学の両校で修士号を取得後、2001年にプリンストン大学で経済学博士号を取得。


渡辺努は東京大学大学院経済学研究科(経済理論専攻)・経済学部教授。2019年4月より同研究科研究科長及び同学部学部長を務める。専門はマクロ経済,国際金融,企業金融。前職は日本銀行のシニア・エコノミスト(1982-1999年)を経て,一橋大学経済研究所助教授・教授(1999-2011年)。2011年10月より現職。京都大学,ボッコーニ大学,コロンビア大学等で客員准教授・教授などを歴任。1992年,ハーバード大学でPh.D.(経済学専攻)を取得。

主な研究分野は金融政策と物価。2001年に発表した論文で,金利がゼロより下がらないという制約の下で中央銀行がさらなる金融緩和を行うにはどうすればよいかを世界で初めて明らかにした。この論文は非伝統的金融政策に関する先駆的研究として内外で数多く引用されている。査読学術誌に掲載された論文は60篇を超し,著書も多数。日本学術振興会の科学研究費助成事業の一つとして2006年に開始された5年間の研究プロジェクト(『日本経済の物価変動ダイナミクスの解明:ミクロとマクロの統合アプローチ』)の研究代表者を務めた。その後,『持続的成長を可能にする産業・金融ネットワークの設計』(2008年-2013年),『長期デフレの解明』(2012年-2017年)の研究代表者を務め,現在は日本学術振興会基盤研究S『対話型中央銀行制度の設計』(2018年-2023年)の研究代表者を務めている。渡辺広太氏と共同開発した東大日次物価指数を2013年5月より一般公開したほか,同指数作成のアルゴリズムを特許登録。2015年2月に日経等の出資により株式会社ナウキャストを創業し現在,同社技術顧問を務める。統計改革推進会議委員,総務省統計研究研修所客員教授,キヤノングローバル戦略研究所研究主幹等を兼務。

*国際通貨基金(IMF)・東京大学共催